土曜の夜は自宅でオンライン麻雀「Maru-Jan」を - 2004/03/19 21:45

 オンラインゲームを開発するシグナルトークでは,2004年3月20日から毎週土曜日20〜22時までのわずか2時間限定で,自社のオンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」βテストを実施する。

 「Maru-Jan」の特徴は,その描写や臨場感のリアルさにある。「リアル」なんて言葉は今どきほとんどのゲームが売り文句として使う言葉だが,本作の「リアル」は,少なくともほかの既存の麻雀ゲームを圧倒するものだ。

 画面写真を見ていただければ分かると思うが,牌や麻雀卓の実物同然の描き込みはもちろん,河に置かれた捨牌の乱雑さなど,普通の麻雀ゲームならあえて小奇麗にしてしまう部分を,現実に近づけている。さらには打牌の音や点棒のジャラジャラいう音の方向性までが,3Dサウンドによって再現されている。また,"点棒のやりとり"という行為をゲーム中で演出しているというのも興味深い。

 牌の強打という,意味はともかく実際の麻雀では誰もがやってしまうようなことや,手牌を並び替えるといった行為もリアルタイムで再現される(あるいは理牌せずに打てる)というから,「人と対戦」という雰囲気が相当に味わえるゲームシステムとなっている。
 さらにツッコンだ話をすると,本作では全自動卓ならではの洗牌具合まで再現されている。2種類の牌が交互に使用されるので,全自動卓独特の山牌の偏りは次々局に反映されるわけだ。このあたりも,コンピュータ麻雀なら普通あえて避ける部分を再現していることになる。

 逆に,コンピュータ麻雀ならではの機能も充実されている。対局の経過を自動再生する「牌譜ビューア」で,自分の試合を研究したり,メールで友達に送信することも可能だ。
 またオンラインであるメリットとして,勝敗の全国ランキングを始め,"清一色ランキング"や"ドラ王ランキング"といったユニークなランキングも各種予定されているという。まぁ,このあたりが実装されるのは正式サービス開始後となるだろうが。

 なお,有料の正式サービスは2004年4月末から開始される予定。料金はポイント制で,東風戦1ゲーム100ポイント支払うといったスタイルとなるようだ。ちなみに前回1位だったプレイヤーは,次局を無料でプレイできるらしい。ゲーム開始直後は500ポイント与えられる。
 気になるポイントの価格だが,現在は未定とのこと。ただ,βテスト用のクライアントソフトをインストールしてポイント購入ページに飛んでみると,基本1000ポイントの価格は1000円と表記されている。うーむ,ハマると1か月に何万円も支払うことになりそうな……。
 なお現在はβテスト期間ということで,ポイントは無料で購入可能だ(正式サービス開始時にリセットされるに違いないが)。

 ともあれ,3月20日から4月末の正式サービス開始までの毎週土曜日の20〜22時は,この興味深いオンライン麻雀ゲームを無料体験するチャンス! この機会を見逃さないように。(Kawamura)

「Maru-Jan」
正式サービス開始時期:2004年4月末(βテストが3月20日から開始)
価格:未定
メーカー:シグナルトーク
動作環境:Windows 98/2000/XP,PentiumII/266MHz以上(PentiumIII/500MHz以上推奨),メモリ 64MB以上,空きHDD容量 700MB以上,VRAM 2MB以上(3Dビデオカード不要)

「Maru-Jan」の公式サイトは,「こちら」



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