東京ゲームショウ2003で,最新オンラインゲームを体験せよ - 2003/08/08 18:17


 2003年9月26日(金)から28日(日)までの3日間,千葉の日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で,東京ゲームショウ2003が開催される(9月26日はビジネスデイで,一般の来場者は入場不可能)。
 東京ゲームショウについては,いまさら説明するまでもなく,日本最大級のコンピュータゲームのイベントだ。PCゲーム,コンシューマゲーム,アーケードゲームに限らず,日本中のコンピュータゲームメーカーが,それぞれ自慢の作品を展示するのである(また,いわゆる"コスプレイヤー"が多く集まることでも有名)。

 東京ゲームショウを運営するコンピュータエンターテインメント協会が本日(8月8日)発表したリリースによると,現時点での出展者数は過去最高の109社,そして出展予定タイトル数は230タイトルとなっている。このタイトル数は,未解禁分(つまり,まだタイトル名が明らかにされていないゲーム)を含めたもので,最終的な内訳はなんともいえないが,現時点ではプレイステーション2用ソフトが83タイトルと,最も多い。
 とはいえPCも現時点で34と,2番めにタイトル数が多い。ふたを開けてみれば,かなりの数のタイトルが発表されるということも,十分あり得るだろう。
 現時点で発表されている,PCで気になるタイトルは,

・「リネージュII」(エヌ・シー・ジャパン)
・「シャイニングロア」(エヌ・シー・ジャパン)
・「DERBY OWNERS CLUB ONLINE」(セガ)
・「ポトリス3」(バンダイ)
・「Universal Century.net GUNDAM ONLINE」(バンダイ)


といったところ。なかでもDERBY OWNERS CLUB ONOLINEは,セガのサイト「こちら」に名前だけは掲載されていたものの,情報は「競走馬育成シミュレーション」としか書いてなく,どこらへんがどうオンラインなのか? は分からなかっただけに,要注目だ。今回の展示で,ようやくその全貌が分かるかもしれない。

 また今回は,各社の展示以外にも見るべきものがいくつかありそうだ。
 例えば,今回から「PCオンラインゲームスタジアム」というコーナーが開設された。
 このコーナーはインテルの協賛を受けており,同社の最新CPUを搭載したハイスペックPCで,各種オンラインゲームを体験できる模様。出展するメーカーには,エヌ・シー・ジャパン,スクウェア・エニックス,ボーステックの名前が挙がっている。
 最新のゲームを,最新のPCで触れるまたとない機会なので,東京ゲームショウを訪れたならば,ぜひこのコーナーにも足を向けてみよう。

 また,これは9月26日のビジネスデイの話だが,幕張メッセ国際会議場で行われる「TGSフォーラム2003」において,開発者セッションとして,セガの鈴木裕氏,IGDA(International Game Developers Association:世界的なゲーム開発者達によるイベント"GDC"を立ち上げた業界団体)名誉議長のグラエム・ディバイン氏,そして"トム・クランシーシリーズ"で有名なRed Storm Entertainment社のデイビット・ウェインシュテイン氏の3人によるパネルディスカッションが実施される。
 テーマは,「ゲーム開発手法の国際差」。この三者は,現在こそ立場が違うが,元々は全員バリバリの開発者。いったいどんな話になるのか? 現役のゲーム開発者達にとっては興味深い内容となるだろう。
 ほかにもTGSフォーラム2003には,興味深い講演がいろいろとある。詳細と,参加の申し込みは,公式サイト「こちら」からどうぞ。

 さてさて。いくら参加各社が気合を入れたところで,来場者が少なければ,イベントとしては盛り下がってしまうだろう。一般入場者は有料(前売り1000円,当日1200円,小学生以下は無料)ではあるが,行ける人ならば,ぜひとも足を運んでいただきたい。そして行けない人は,家でforGamer.netで関連記事を読み,行ったつもりになってもらえれば幸いだ。(Iwahama)


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