日本語版がサービスインされている「エバークエスト日本語版」。発売を間近に控える拡張パック「ザ・レガシー・オブ・イキーシャ日本語版」への布石として，先週末土曜日（4月19日）の14時からイベントが行われた。英語版プレイヤーならすでにご存知であろう「トロルの街"グロッブ"の陥落」だ。フロッグロック族によるトロルの街侵攻イベントで，以降トロルは，（基本的に）グロッブの街は使えなくなる。まぁGood種族にしてみればGukの近くに拠点ができるので，とりわけ中級レベルの冒険者にとっては，ある意味"嬉しいこと"といえるかも。

　一プレイヤーとしてトロルキャラクターを作って参加しようかとも思っていたのだが，Killされてばかりでも仕事にならないので，外から眺めるだけの立場としてイベントに参加。事前にこっそり知らされていた14時を目処に，Innothule Swamp（イノシュール沼）へと向かった。
　現場に到着してみると，いるわいるわトロルの大軍……Evilつながりのキャラクターや，死を覚悟して1stキャラで加勢に来ているキャラクター，単なる見物人など，瞬間とはいえゾーン内に150人前後。写真撮影にいい位置を探しながら，カエルの侵攻をじっと待つことに。

　そして14時30分ごろ，Guk，Sroあたりのゾーン際から続々とフロッグロックが侵攻開始。原色の，やたらカラフルなカエル達が，数匹ずつの部隊で矢継ぎ早に襲い掛かってきた。Warrior系，Caster系などタイプも多種多様だ。防衛部隊も善戦するも，その数の暴力（しかもカエルはなかなかLv高し）の前にあえなく散り，数時間後にはついにグロッブは陥落してしまった。

　トロルのガードが見物人をKillしたりというハプニング（いや，しようがないことではあるが）もあったし，単にカエルが攻め込んでくるだけでややメリハリに欠けたイベントではあったが，イベントそれ自体はつつがなく進行，拡張パックの発売へのカウントダウンが始まった感じだ。
　例によって詳細なレポート形式ではないが，（旧テクスチャで申し訳ないけれど）画面写真で雰囲気の片鱗でも感じ取ってほしい。一番左の縦列3枚は，グロッブ陥落後のGukta（新しい街の名前）の中の様子。名前の頭に"Guide"とついたNPCはガイド係で，話しかけると行きたい施設まで案内してくれるので，Good系のキャラクターを持っているプレイヤーは一度訪れてみてはどうだろう。

　ところでエバークエスト総合サイト「EQI - An EverQuest Island」さんの「ファイル投稿BBS」に，"自称防衛隊記録係"さんの手による報告レポート（というか体験記？）がアップされている。全5章に渡る長い手記だが，全貌を把握したい方はそちらも併せてどうぞ。ログ引用などもして丁寧に記録されており，読み応えあり。（Kazuhisa）