エニックスが,異色のMMOゲーム「コスモぐらし」発表! - 02/21 00:08


 合併話なども含め動向が逐一注目される,国産オンラインゲームの先駆者ともいえるエニックスだが,ここへきて急遽オンラインゲームを発表。まず1本めは,かつてのプレイステーションゲーム"アストロノーカ"の完全発展版オンラインゲームともいえる,「コスモぐらし〜オンライン的野菜生活〜」だ。
 いままではMMORPGをメインに発表してきたエニックスだが,今回は打って変わって違うジャンル。プレイヤーが宇宙で一番人気の職業である"宇宙農家"として,野菜を育てて暮らしていくという一風変わった内容なのだ。
 ポップでコミカルな世界観とちょっとおかしなキャラクター達など,ありきたりなオンラインゲームに飽きてしまったプレイヤーはチェックしておくといいかも。

 本作は,銀河系のはるか東に位置するとある星系を舞台に,プレイヤーは宇宙で野菜を育てる"宇宙農家"に扮するという,一風変わった内容が大きな特徴。プレイヤーは,宇宙農家として好きな惑星に入植し,野菜を育てたり"バブー"とよばれるかわいい生き物を育てたりして,自由気ままに暮らしていくのだ。入植すると一軒に家が与えられ,部屋に気に入った家具を置いてカスタマイズしたり,またお金を貯めればより大きな家を購入したりもできるという。
 野菜を育てる,という要素がコスモぐらしのメインシステムの一つであるわけだが,野菜のタネを合成させて新しい品種の野菜を生み出したり,またそれらの野菜を使って料理を作ったりもできる。品種改良されたより良い野菜は,多くのニーズがあり高値で取引されるようなので,いろいろ試行錯誤しながらより素晴らしい野菜作りを目指すのが,本作の大きな楽しみの一つとなりそう。一部で人気の市場操作系CGIゲームの"超豪華版"というと語弊があるだろうか。
 また,惑星上に生息するバブーと呼ばれる生き物を捕まえてペットにし,野菜作りの手伝いをさせたり,また相撲大会などに出場させることもできるなど,単に市場動向伺いゲームになっていないところもミソ。家具の合成などを含め,のんびりとした世界観と自由度の高いゲームシステムが売りの作品となるようだ。

 開発には,プレイステーション用ゲーム「ジャンピングフラッシュ」などで知られる有限会社ムームーがもちろん関わるほか,ウゴウゴルーガのミカン星人などを生み出した白佐木 和馬氏がキャラクターデザインを務めるなど,その独特のテイストがどう昇華されているのか興味深いところだろう。
 コミュニケーション要素を重視し,チャット機能の充実も考慮しているというこの作品。ありきたりなMMORPGに飽きてしまったユーザーや,ネットゲームはやってみたいけどRPGばっかりで面倒だし難しそうだし……と躊躇していたユーザーはチェックしておくとよさそうだ。
 発売は3月28日を予定しており,価格は3980円。月々の課金は500円となる。ダウンロード販売版や体験版も予定しているような話を聞いたので,興味があるユーザーは心待ちにしておこう。

 ……とにもかくにも,現状公開できるのはこのあたりまで。のんびりまったりと遊べそうなこの作品。アクセク動かなくてはいけないMMORPGに飽きてきた人は,試しにいかが?
 今後も追って新情報が分かり次第次々と公開していくが,まずは開発途中の画面写真9点からどうぞ。(Kazuhisa)


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