新フィーチャー満載のエピソード1.5詳細内容 ラグナロク情報 #3 | - 11/06 23:57 |
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サービス提供元であるガンホーをも端に追いやって(?)開催されたファン主体の同人系イベント「RAG-FES2」。そこでイメージイラストや韓国産極秘ムービーが流されたあと,ぷっつりと情報が途絶えたエピソード1.5「Attack of the Ancient」(以下,AoA)だったが,今回のプレスカンファレンスにて,とうとうその全貌を明らかにした。 ……と,その前にまずはオープンβテスターが最も懸念しているであろう,正式サービスインに伴うガンホーの「サーバー増強計画」についてお伝えしておく必要があるだろう(安心してエピソード1.5情報を読むためにも)。 現在,ラグナロクには以下の4ワールド(サーバー)が稼動している(ここ2,3日は姿を見かけないのが気になるが……)。 ・Chaos(ケイオス) ・Loki(ロキ) ・Iris(アイリス) ・Fenrir(フェンリル)←2002年に追加された新ワールド 上記は,いずれも同時接続ユーザー5000人のキャパシティを持つ。しかし,ラグナロクのβテスト時の平均同時接続ユーザーは4万人を上回っていたため,"つながらない"という,テスターにとって最もツラい状態になっていたことは周知の事実だ。 今回の正式サービスインに伴い,上記の4サーバーはエピソード1.5の新フィーチャーを実装した後,それぞれのワールドサーバーに対して背後のサービスゾーンサーバーが5台ずつ増設される。同時に,キャラクター管理サーバーのCPUを強化することで,従来よりも多くの接続数で(数字が明らかにされていないのが気になるが),しかも快適な環境でプレイできるようになるとのことだ。また,この"サーバー増強"の恩恵は,場合によってはβテスト最終段階で体験できるかもしれない(と,言っていた)。 もちろんこれだけでは,有料サービスの影響でアクティブな接続数が減ったとしてもまだまだ,すべてのプレイヤーをさばき切れない。というわけで,以下の新ワールドサーバーが追加されるわけだ。 ・Sakray(サクライ) ・Sara(サラ) ・Lydia(リディア) ・Baldure(バルダー) ・Odin(オーディン) ・Thor(トール) Sakrayは,テストサーバーとしてβテスト段階からたびたび見かけたもの。正式サービスイン後も同じ用途で継続稼動する予定だ。かなり膨大なコストをかけたであろうサーバー群は,課金用/パッチ用/ログイン管理用サーバーを含めると,207台にも達する。サポート云々はともかくとして,これでダメならラグナロクのプログラムそのものを修正するか(まず無理だろう),「ラグナロクはスゴかった……」とあきらめるしかない。逆にいうと,ガンホーがそれほど万全な体制を敷いて正式サービスに望んでいるということなのだ。 前置きが長くなったが,パフォーマンスに関してひとまず(?)安心が得られたところで,エピソード1.5「AoA」の詳細をお伝えしていこう。 ……と思ったが,これ以上ダラダラ書くと,読者が(筆者も)疲れると思うので,まずはAoAにおける新フィーチャーのすべてを列挙。以前「こちら」でお伝えした内容と重複する部分もあるが,本記事の内容を最新情報として読んでほしい。 ■「ラグナロクオンライン」エピソード1.5 「Attack of the Ancient」 世界背景: ラグナロクの冒険の舞台となる大陸ミッドガルド。その南に位置するのが,現行のラグナロクで足を踏み入れられる神聖ミッドガッツ王国(主神:軍神オーディン)だ。エピソード1.5では,ミッドガッツの東と北にそれぞれ位置する,宗教国家アルナベルツ教国(主神:女神フレイア),シュバルツシルト共和国が並立することになる。アナベルツは好戦的な軍事国家,シュバルツシルトはミッドガッツの同盟国である。この3国の勢力争いという背景,PvPシステム導入による対戦の活性化によりエピソード1.5は,ある種"戦乱"(および戦い)をテーマとしたものになるという。 <<新マップ>> ・アルデバラン時計塔 地上4階,地下4階の迷路型ダンジョン。進入時に特別なアイテムが必要となる。ラグナロクシリーズ初となるクエスト型のダンジョンだ。 ・グラストヘイム古城 16のダンジョンで構成される大規模な遺跡。 <<新モンスター/新アイテム>> ・新モンスター30種 ・新アイテム80種(属性を持つ武器も登場) ※上記の種類数は,サービスイン直後のもの <<各種効果の修正>> ・武器攻撃エフェクトがより多彩になる(攻撃に"属性"が加わるため) ・ダメージ表示方式がより多彩になる(攻撃に"属性"が加わるため) ・ローディング画面にイメージイラストが挿入される ・エモーション約20種類が追加 <<PvPシステム>> ・二種類のモードでPvPシステムを実装 ナイトメアモード:キャラクターが死んだらペナルティあり ヨーヨーモード:デスペナルティなし ※PvPは,特定のNPCの手引きにより対戦専用マップに移動して行う ※ギルド対戦(アリーナ)は,2002年初旬(と,いうことはエピソード1.5だ)に導入予定 <<ペットシステム>> ・プレイヤーとの間に"親密度"パラメータを持つ20種類のペットを従えられる 戦闘には参加せず,応援や緊急時のヘルプ機能などを有するペットが登場。アイテムを装備させ,グラフィックスを変えて楽しむことができる。名前は分かっているもので,ポリン,ムナック,ルナティックなど。 <<その他>> ・ゲームシナリオ,NPCスクリプトを修正/変更 ・一次職業の転職クエストの実装(全職業) ・魔剣製作イベントの実装 ・属性武器の実装 ・ブラックスミスの武器製造スキルを追加 ・頭に装備できるアイテム合成NPCの追加 ザッとこんなとこだ。あまりにも多いフィーチャーの数々に,βテストの悪夢(?)が甦る人もいるかと思うが,そこはご安心を。新サービスと同時にアクティブとなる上記のフィーチャーはすでに韓国版で実装済み,すなわちプログラム単体/結合レベルでのテストは終了しているのだ。 また,新エピソード導入/正式サービスインに際して,いくつか重要な質疑がユーザーとガンホーの間でなされていた。以下,簡単にまとめておこう。 ■βテストキャラクターの扱いについて キャラクターレベルは据え置き。アイテムに関してはすべて,それ相応の金銭(もちろんゲーム内でのだ)に変えることとする。アイテムの査定価格などは,現在調整中とのこと。 ■キャラクターの性別について 原則として自由に選択可能。もちろん,βテストから移したキャラクターは現在の性別でのプレイとなる。 ■アカウント毎のキャラクター数について 現行どおり,1アカウント3キャラクター。キャラクターを追加したい場合は,アトラクションIDを新規に取得する(GungHo-ID/アトラクションIDについては,「こちら」を参照のこと)。 ■キャラクターの装備によるグラフィックスの変更について エピソード2.0より導入予定。現行は部位"アタマ"のみのグラフィックスが変化する。 ---------- カンファレンスの感触では,正式サービスインまでに越えねばならないハードルはまだまだ多くありそうだ(アイテム査定の問題など)。エピソード2の実装は,2002年3月頃の予定ですでにデバッグチームは動き始めているという。「誠心誠意,テスターの意見を尊重している」と語るガンホー。言いたいことがあるプレイヤーもいる(?)と思うが,なにはともあれ,正式サービスインを待とうではないか。(Gueed) |