Kimの韓国最新PCゲーム事情＃23

「ラグハイム」（エターナルカオス）の新バージョン登場！（2002/10/10）

Text by Kim Dong Wook特派員

　MMORPG「ラグハイム」（日本でのサービス名は「エターナルカオス」）を開発したナコインタラクティブが，同ゲームに新しい機能とマップを追加した「ラグハイム2003」のサービスを，2002年10月30日から開始すると発表した。

　ラグハイム2003は"天空の城"をテーマにしており，従来のマップをすべて再構成したうえで，天上での戦いを実現する天空城などの新しいZONEが追加されている。また"エイディア"などの戦闘力が低い種族でも戦闘で活躍できるようになる"相性システム"，そして今まで実装されていなかった"クエストシステム"なども追加されているようだ。
　もちろん，モンスター，スキル，派手なグラフィックス効果，アイテム，そしてアイテムの合成式といった基本要素も大幅に拡張されている。

　ナコインタラクティブ社長のHan Sang Eun氏は，ラグハイム2003をリリースする理由について「ラグハイム2003の市場投入は，当社の優れた技術力をもう一度実証するためであり，また，このソフトをオンラインゲーム界のトップランナーとして定着させるためでもある」と，説明している。

　韓国で2002年3月9日から正式サービスが稼働して以降，同時接続者数3万5000人を記録し，今なおユーザーが増加し続けているラグハイム。しかし業界の専門家達は，このラグハイムを擁するナコインタラクティブも，競争が激化している3D MMORPG市場の状況に危機感を感じているに違いないと話している。