この夏，かなり力を入れてデモンストレーションされていた，NVIDIA「GeForceシリーズ」の対抗馬，ATIの「RADEONシリーズ」。メインストリーム候補のRADEON 9000（Pro），ハイエンド志向のRADEON 9700（Pro）の両ラインアップで，NV30のリリースを控えるNVIDIAを圧倒しそうなほど，現在"ホットな"話題を振り撒くグラフィックスチップである（過去のNewsは「こちら」から）。

　さて，そのRADEON 9700 Proを搭載して登場したのが，クリエイティブメディアの最新グラフィックスカード「3D Blaster 5 RX9700 Pro AGP 128MB DDR（TVアウト＆DVIコネクター付き）」だ。以下に，製品概要と特徴を記載しておこう。

■製品概要
製品名：3D Blaster 5 RX9700 Pro AGP 128MB DDR(TVアウト＆DVIコネクター付)
型番：3D5R97P128V
価格：オープンプライス（推定小売価格：49800円）
対応OS：Windows 98SE/Me/2000/XP
カード寸法：98mm×174mm
　(AGPコネクターおよびブラケット，VGA/DVIコネクターは含まない)
発売時期：9月上旬

■特徴
・ATI RADEON 9700 PRO（VPU） を搭載
・128MBダブルデータレート（DDR）メモリーを実装
・3つの出力コネクター付き
　-アナログ VGA（解像度：〜2048×1536）
　-TVアウト（解像度：〜1024×768）
　-DVIデジタル（解像度：〜2048×1536）
・400MHzデュアル10ビットDAC
・DirectX 9およびOpenGL 1.3に準拠
・AGP 8X/4X/2Xをサポート

　いうまでもなく，RADEON 9700 Proチップを搭載することで，DirectX 9のピクセルシェーダー2.0，バーテックスシェーダー2.0の両プログラマブルシェーダーも利用可能。8つのパラレルレンダリングパイプライン（RADEON 9000の2倍！）と，4パラレルジオメトリーエンジンにより，強力なレンダリングパワーの恩恵が受けられる。
　値段はちょっと張ってしまうが，現在のグラフィックスチップ市場"最高峰"のチップを搭載したカード。「Sound Blaster」などで定評があるクリエイティブメディアからのリリースだし，3Dゲーマーやベンチマーカー（？）は，要注目のカードになりそうだ。（Gueed）