Herculesが初のATIチップ搭載グラフィックスカードを発売 | - 03/14 15:53 |
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以前「こちら」でもお伝えしたが,グラフィックスチップ「RADEON」シリーズなどで有名なATIとの提携が話題を呼んだ老舗グラフィックスカードベンダのHercules。KYROチップやNVIDIA製のGeForceシリーズのチップを塔載したカードをメインに販売してきたHerculesだが,3月15日(予定)に,同社初となるATI製グラフィックスチップ「RADEON 8500LE」を塔載したグラフィックスカードを発売することが明らかになった。 製品名はズバリ「3D Prophet FDX 8500LE」。当サイトの読者ならすでにご存知だと思うが,RADEON 8500LEは,ハイエンドグラフィックスチップRADEON 8500のテクノロジーをベースに,コアのクロック周波数を275MHzから250MHzに抑えることで低価格を実現しているコストパフォーマンスの高いモデルだ(GeForce3とGeForce3 Tiシリーズの関係と似たようなもの)。 パフォーマンスモデルとはいえ,その性能は折り紙付き。DirectX 8.1(&ピクセルシェーダ1.4)に完全対応しているのはもちろん,READON 8500から受け継いだレンダリング技術「TRUFORM」や,高い効率を誇るアンチエイリアス技術「SMOOTHVISION」を塔載し,フォトリアリスティックな3Dアニメーションも高速に処理が可能になっている。 また,高品質TVエンコーダ(解像度1024X768)やDVIエンコーダ(1600万色,解像度1600X1200)ももちろん塔載。オンチップ式で評判の高いHDTVデコーダによるDVDのスムーズな再生パフォーマンスも魅力の一つだ。 なお,販売に関する情報は以下のとおり。 ■製品名:「3D Prophet FDX 8500LE」 ■価格:オープン価格 ■予想実勢価格:2万3千円前後 ■販売開始予定日:2002年3月15日 「GeForce2 GTSよりは安く,GeForce2 MXより高性能」といわれた「3D Prophet 4500」(KYROIIチップを塔載)も記憶に新しいが,本グラフィックスカードの投入でGeForce/RADEON/KYRO(?)の三つ巴にどのような影響があるだろうか?(そんなことはどうでもよかったりするが)。ある程度"重い"3Dゲームを好むゲーマーであれば,グラフィックスカード買い替えの選択肢として考慮してみては?(Gueed) |