さてこのMicrosoft International Games Festival，会場となったのは，ラスベガスの中でも"ストリップ"という呼称で親しまれる大通りの一等地に新設されたばかりのレストランバー「Seven's Bar」で，この場所に全世界から50名に達するかというジャーナリストたちが集まったのである。
　今年のIGFは，マイクロソフト本社でPCゲーム部門のジェネラルマネージャーを務めるステュアート・モウルダー（Stuart Moulder）氏のキーノートスピーチから始まり，「PCゲームのエコシステム」という，同氏が考えるPCゲーム市場モデルを紹介しながら，
「PCゲームの市場は，（マイクロソフトを始めとする）販売元，（アイデアという知的財産を持った）開発者，そして（究極的に市場をコントロールする）ユーザーという三角関係で成り立っており，この関係がある限りは市場崩壊することはない。マイクロソフトとしても，ここに価値を見出して開発者やユーザーとどのようにゲーム体験を共有していけるのかを模索している」
と説明した。
　これに関しては後々ゆっくりと説明することになるだろうが，この発言自体は，Xboxが発売された今後も，以前にも増してPCゲームの製作体制を強化していくという，マイクロソフト社の方針を表明したものだと受け止めることができよう。

　さて，今回公開された作品は，すでに公開されている作品も含めて全10タイトルとなっており，開発担当者から直接に個別のデモセッションを受けていくという進行だった。実際にforGamer.net特派員がデモを見た順序とは異なるが，これから順次紹介していくことにしよう。（Okutani）

■■Festaで明らかにされた新作List■■

Asheron's Call 2
Age of Mythology
Combat Flight Simulator 3
Dungeon Siege
Freelancer
Impossible Creature
Links 2003
MechWarrior 4：Inner Sphere Mech Pak
Rise of Nations
Zoo Tycoon：Dinosaur Digs