ゲームを売っただけで犯罪に? | - 02/16 10:02 |
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アメリカのジョージア州の議員4人が,暴力性の高いゲームを未成年者に販売すると犯罪になるという法律の立法化に向けて動き出したようだ。議員達は,子供達の間に蔓延している暴力についての問題は非常に深刻なものとなっており,ゲームにおける暴力描写が子供達に与える影響は無視できないとする科学的データをその根拠にあげているようだ。 とはいえ,立法化に向けて議員達が根拠としている"科学的データ"とやらが,どのようなものなのか具体的に名前を挙げていないなど不明瞭な点もあるようなので,この問題がこれからどのように推移していくか分からないが,万が一この法律が制定されれば(たとえジョーシア州でのみ制定されたとしても)ゲーム業界全体に与える打撃は大きいといえよう。 なお,アメリカではESRBレーティング(Entertainment Software Rating Board:手元に海外製ゲームの箱があったらチェックしてみよう。ESRBと書いたマークが印刷してあるかも。FPSゲームなどのアクション性の高いものには付いている可能性が高い。ゲーム内の暴力度や性描写,表現などに応じて,18歳未満には販売しないなどの各種規制を決めている業界団体)に応じて,未成年者には不適当と判断されたゲームは販売しないなどの規制をすでに行っているが,これはあくまでも業界の自主規制によるもの。(Asakura) |