・Tetra Morph
　韓国ブースでとくに目を引いたタイトルは，JOYIMPACTの「Tetra Morph」（写真上段3枚）。海を舞台にした交易シミュレーションで，架空の世界の大海を渡り歩き，さまざまな品物を入手して資金を稼ぐというオンラインゲームだ。5000人ものユーザーが同時接続できるそうで，交易で貯めたお金で自分の船をカスタマイズし，激しい砲撃戦などもできるという。ただ，あまりにPKなどを繰り返すとペナルティもあるそうで，なかなか面白そうな雰囲気を醸し出していた。
　なお，E3の会場に置かれていたモノはプレα版ということで戦闘のみが楽しめたが，今後の仕上がりが楽しみなところ。

・Venture Tycoon
　RPGの大半がまだまだDiabloとUO，そしてEQの模倣作であるのに対し，シム系のゲームなども見かけられた。そうした中で目についたのが，ANIMEDIA Entertainmentの「Venture Tycoon」（写真下段：左，中央）。
　このタイトルは，ひと言でいうならオフィスシムといった感じ。通常のゲームは社内の画面のみで行われ，会社の設備を整えたり，机や椅子の配置などを考えてオフィスをデザインしてゆくことになる。詳細は不明だが，外のマップなどもあるので，自分の会社が大きくなるに従って，なんらかの形で町自体にも影響を及ぼせるようになるようだ。また，ネットワークにも対応しており，専用サーバーに繋いで楽しめるようになっている点は，なかなか面白そうであった。

・HELLBREATH
　一見，どこかで見たような画面（写真下段：右）に驚いた人もいるだろう。これは，Siementechの「HELLBREATH」というゲーム。専用サーバーに接続して楽しむ3000人規模のネットワークRPGだ。キャラクターはすべて3Dでモデリングされたモノを使っているそうで，動きに関してもなかなか快適なものであった。オンラインゲームとしてとくに新要素などが見られなかったのは残念だが，荒削りながらも今後に期待が持てそうなタイトルだろう。こういうタイトルを見るにつけ，今後の韓国のPCゲーム事情には期待せずにはいられない。

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