低価格で過去のコーエーの名作がプレイできるという「コーエー定番シリーズ」。この6月8日，新たに3タイトルがリリースされることになった。以下の3本がそれだが，どれもマニアからビギナーまでが楽しめる秀逸なタイトル。価格も1980円と非常に良心的だ。さあ，歴史の息吹を感じよう！

・信長の野望・武将風雲録
　信長シリーズの4作めにあたる作品で，ユーザーは41名の大名から一人を選択して全国統一を目指す（写真は右段上下2枚）。前作までにはなかった茶の湯で"文化"を，鉄砲や鉄甲船で"技術"を表現したタイトルとして評価が高い。また新システムの海戦の導入により，水軍を率いた九鬼義隆などに活躍できる場が与えられ，ファンを狂喜させたタイトルでもある。

・三國志III
　劉備，曹操，孫権などが活躍した三國志の時代を舞台に，ユーザーは君主となって中国大陸の統一を成し遂げることができるのだろうか？（写真は中央上下2枚）　配下の武将を将軍，軍師，文官，武官に振り分けることができる人事システム，さらにオリジナルの新君主を60人も制作可能といったように，なかなか楽しめる作りとなっている。6編のマルチシナリオが用意されており，インターネット対戦こそできないが，1台のマシンで最大８人までのマルチプレイも可能。野戦，海戦，対関戦，攻城戦などを駆使して覇権をその手に治めるのだ！

・水滸伝・天導一〇八星
　中国奇書"水滸伝"をテーマにしたゲーム（写真は左段上下2枚）。中国を舞台にしてはいるものの三國志とは少々趣が異なり，無頼漢達の梁山泊を作り上げる要塞経営SLGとなっている。内政を行うことで数値だけではなくグラフィックスが変化し，要塞が強化される様を眺められるほか，戦闘では妖術などの要素も盛り込まれており，なかなか興味深いシミュレーションとなっている。