[E3速報#36]Planetside - 05/24 22:28

 「Everquest」でお馴染みのVerant Interactiveは,オンライン専用FPSの「Planetside」を初公開した。Planetsideは,Sony Stationで月額制のプレミアタイトルとして計画されており,広大な惑星の中でプレイヤー同士が凌ぎを削りあう。24時間体制のサーバーの中でのシューティングゲーム,といわれてもピンと来ないかも知れないが,プレイヤーは3チームの中から一つを選び,自分の組織が星系を完全掌握するために戦うのが目的となる。
 同じキャラクターとハンドル名を使うことを奨励するために,プレイヤーがフラッグ数を加算していくことで,組織内でのランクが上がっていき,さらにRPGのように特別な能力も加わっていくことが今回のデモで判明した。この能力は,味方のプレイヤー治癒や,スナイパーの精度,コンピュータ操作などになる模様。もっとも,ゲームの中枢はアクションゲームであることは変わらず,経験値などのコンセプトは用意されていないため,プレイヤー同士の力関係には直接影響しない。つまり,新参のプレイヤーでも熟練プレイヤーを倒すことには何の問題もないとのことで,腕の良い者だけが生き残るFPSの真髄は変わっていないのだ。

 月単位でプレイヤーから徴収するために,ゲームを継続してプレイしてもらうような工夫もなされている。プレイヤーは,ゲーム内に存在している"コンピュータ・ターミナル"を使い,組織のデータベースからミッション情報を引き出し,自分に適したものにチャレンジすることができる。別の地方の基地へ物資を輸送したり,敵の砦を奪取するようなミッションなど,個人やチーム単位で行えるものが用意されているという。これらのミッションは,サーバーが惑星の勢力状況を常時監視し,リアルタイムで発生するようだ。なお,このコンピュータ・ターミナルからは,敵を倒した数などのプレイヤーの情報を得ることもできる予定になるらしい。
 また,それぞれの組織が,ユニークな兵器や乗り物を持っており,敵を倒せば死体からLootすることも可能。プレイヤーには,重歩兵やマシンガナー,スナイパー,スパイといったクラスも存在するようで,バランスの良いチームを編成して敵地に乗り込むのが楽しいだろう。

 グラフィックスが素晴らしく,「Halo」が初めて発表されたときのような衝撃さえも受ける。このゲームエンジンはPlanetside専用に開発されたもので,プレイヤー同士の対戦で懸念されるゾーン間のローディングタイムを極力削減することに成功しているという。1サーバーにつき3500人程度のプレイヤーをサポートし,プレイヤーのコンピュータのスペックに合わせて,ポリゴン数やグラフィックスオプションを自動調節するスケーラブルな仕様になっている。まずはβテストに期待,か。

Planetside is a trademark and The Station is a registered trademark of Sony Online Entertainment Inc. C 2001 Sony Online Entertainment Inc. All rights reserved.


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