E3のホールは,PCの大手メーカーが派手な展示で度肝を抜く"South Hall",コンシューマ系の大手が揃う"West Hall"。この二つは,いわば高級デパート。この二つのホールをつなぐ500mほどの通路に面して"Concorse Hall"があり,一般展示のない商談やインタビューのみの"Petree Hall"があるのだが,"South Hall"の地下に位置する
"Kentia Hall"は隠れた見どころ。
アジアの新規参入メーカー,ペリフェラル関連などが小さなブースの軒を連ねており,カードゲームがあるかと思えば隣はCDケースだったりして"混沌"としており,ゆえに歩き回る度に新しい発見があるという奥が深いホールだ。
そんな"Kentia Hall"には,日本ではお目にかかることが出来ない製品が数多くあり,なかには日本での販売元を探してアピールするブースもあるのでいくつか紹介したいと思う。レーシングシム関連のソフトがPCからXboxあるいはPS2へと開発ベースが移行してしまった感があるので,ふてくされたmogのアンテナに引っかかった製品という感じかも。
・変わらず元気なThrustmaster ジョイスティック,ハンドルなど幅広く製品を揃えて展示している中で特に異彩を放つのは
「HOMAB」(写真は右側二つ)。どんな発音か担当者に聞いてみると"ホマヴ"("ブ"じゃなくて"ヴ"だったと思う)。
42個のキーがすべてプログラマブルで,FPSでの武器チェンジやタクティカルシミュレーションでのモード変更などに威力を発揮しそうな感じだ。
「FreeStyler Bike」(真中上)。この形状から机に置いてではなく,椅子と自分のお尻に挟んで使用するものではないかと思う(未確認,申し訳ない)。プレステ用だがコンバータを使えばPCでも使えるはずなのでちょこっと紹介。今回はあくまで参考出品。
ちなみにグループ会社のHerculesは,隣のブースで「3D PROPHET 4500」(KyroII64MB)をアピールするゲーム大会を開催(真中下)。6人対戦で30分ごとにFLAG Countでの勝者に賞品が出る。ちょっと欲しかったかも。
・頭でマウスを操作する「Cymouse」 頭にへんてこなデバイスをつけて何をするのかと思ったら,
三軸認識のマウス+αとして機能する「Cymouse」(左段の上下2枚)。首を左右に動かしX軸,頭を上下させることでY軸,首を傾けることでZ軸の認識が出来る。さまざまな使い道があると思うが,FPSタイプのゲームでのデモが主体だった。レースもやっていたが,かなりツラそう……2001年秋発売予定。